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みなさんこんにちは!あら、りんご。の伊藤篤司です。
このブログでは、「青森りんご」をはじめとした「青森」がもつ様々な魅力をお伝えしています!

今回は、青森県十和田市に位置し、十和田湖から流れ出る約14kmの清流、「奥入瀬渓流」の魅力と、その奥入瀬渓流を存分に味わう「ネイチャーガイド」の魅力についてお話したいと思います!(今回はかなり長いので心して読んでください(笑))

言葉よりもまずは、画像を何枚か!季節や時間によって様々な顔がありますね!

奥入瀬渓流と初めて聞く方にはなんだその5文字熟語?!みたいな感じですよね。(笑)
読み方は、「おいらせけいりゅう」と読むんです。「おくいりせ」とかって読んでしまいそうですよね。。
前半3文字の「奥入瀬」ですが、奥に入るほど瀬(河川の中で、流れが速く水深が浅い場所)が多くなることからこの名前がつけられたそうです。画像からもなんとなくイメージが湧くかもですね。
そして後半2文字の「渓流」ですが奥入瀬川という、十和田湖から太平洋まで約70キロに及ぶ川がありまして、その最上流部分14キロ区間が、「奥入瀬渓流」と呼ばれているそうです。渓流という言葉自体は、辞書的には、谷川。谷川の流れ。という意味で、たしかに、最上流部の14kmは、森の中の川で緑が深い感じがありますが、残りの56kmの区間は、一般的に田園風景に流れる川という感じなので、「奥入瀬渓流」と呼ばれている理由は行けば感覚的にも腑に落ちる気はします!

参考までに、私が社内向けに位置関係を整理した図も貼っておきます。


この図は、三沢空港という青森の太平洋側にある空港との位置を理解できるように表現していて、奥入瀬渓流は、十和田湖から始まって、この図の左から右に流れて、最後太平洋に流れ出るイメージですね。(真ん中の道の駅おいらせに、株式会社A-WORLDの本社と「あら、りんご。青森道の駅店」が、奥入瀬渓流館に、「あら、りんご。青森奥入瀬渓流店」があります!)
ちなみに、余談ですが、、、みなさんご存知の星野リゾートが運営する「奥入瀬渓流ホテル」も、この奥入瀬渓流のそばにあります。私も宿泊したことがあるのですが、めちゃくちゃいいホテルでした。特に、チェックインして部屋に入る前に、ロビーにあるラウンジでちょっとくつろいだ時間が最高でしたので奥入瀬渓流観光の際はぜひ!

さて、奥入瀬渓流のこともなんとなくわかってきたところで、少し踏み込んで紹介していきます!
奥入瀬渓流の魅力と、ネイチャーガイドの魅力の二本立てでいきます。

 奥入瀬渓流の魅力

奥入瀬渓流の魅力は、大きく2つです!

① 豊かすぎて、恵みすぎて、幸ある、渓流周辺の自然美

ちょっと魅力が多すぎてこのブログ内で表現しきるには無理がありますし、私よりボキャブラリーをもって専門的に説明している書籍(例:奥入瀬自然誌博物館(著:河井大輔))などもありますので詳細はそちらに譲るとして、ここではかいつまんで。

一番わかりやすいのは、水の流れかなと思います。
14kmの渓流の中で、上流の方メインにある、渓流に流れ込む”滝”、渓流自体にある”滝”など数十箇所ある”滝”。滝や川の音も激しめで自然の勢いを感じます!


一方で、下流の方にいくと、せせらぎという感じで。滝もなく、静かに、岩や木々の合間をすり抜けるように水が流れていく。。。


この2面性いかがですか?なかなかセクシーですよね。

② 渓流と私の距離感の近さ

2つめの魅力は、これらの豊かな自然を「高アクセス」かつ「間近」で楽しめるところ。
「高アクセス」については、これだけの豊かな自然に触れようと思うと、登山の装備を整えて、登山口まで車で行き、山を何時間か登った先に辿り着く。。。みたいな努力が必要になることがほとんどですが、奥入瀬渓流に関しては、その辿り着くまでの努力はさほど必要なく、軽装かつ車やバスで簡単に来れてしまう。
加えて「間近」という点ですが、川のほんとにすぐそばを歩ける遊歩道が整備されていること、舗装された道路も川の高さとフラットで目と鼻の先にある。。すぐ触れられる距離にあるのが最大の魅力かなと思います。

 ネイチャーガイドの魅力

奥入瀬渓流の魅力である、「豊かすぎて、恵みすぎて、幸ある、渓流周辺の自然美」と、「渓流と私の距離感の近さ」の両方を存分に味わう方法がそうなんです、「ネイチャーガイド」。
奥入瀬渓流に詳しいプロに、がっつり案内してもらうと、人生変わりますよ!という話です!(笑)

自分も原体験としてあるのですが、ネイチャーガイドの概念を知る前に、奥入瀬渓流に行ったことがあります。私は趣味で、4km海を泳ぎ、190km自転車に乗り、最後に42.195kmを走るという佐渡島のドMなトライアスロンの大会に出るくらいには自転車が好きです。(笑)
奥入瀬渓流・十和田湖も、自転車で走ってみたいと思い、2017年に新青森駅まで新幹線で行って、そこから自転車を組み立てて、三内丸山遺跡も見ながら、十和田湖・奥入瀬渓流を走って、秋田・山形・仙台まで走ったチャリ旅でした。

ただ、その当時は、綺麗な場所やなぁ!走っててめちゃ気持ちいいわ!という感じで、印象は非常に良かったのですが、今思えば、当時は、奥入瀬渓流を深く理解するには至ってなかったようです。

その後、ひょんなことからご縁をいただき、今のあら、りんご。の仕事に携わることになり。そして、株式会社A-WORLDの代表を務める、のりだー(古里宣光)は、「あら、りんご。」と、青森の恵みを味わうクラフトビール「OIRASE Brewery」のブランド運営を行う傍ら、奥入瀬フィールドミュージアム構想(※)の実現を目指して、ネイチャーツアー事業を行う株式会社FORESTON(フォレストン)と、奥入瀬渓流の調査・研究や、ネイチャーガイド養成講座の運営などを行うNPO法人奥入瀬自然観光資源研究会(通称:おいけん)の経営も行っている。
(※)奥入瀬フィールドミュージアム構想:奥入瀬・十和田湖エリア全体をひとつの有機的な野外博物館と見立て、優れたガイディングをもって、その魅力と価値を体感しつ学んでいく滞在型の観光スタイル

といった流れで、この「ネイチャーガイド」というものを知り、あのチャリ旅から5年越しの2022年に奥入瀬渓流へ再訪。ネイチャーをガイドしてもらいました。

それがそれが、めちゃくちゃ感動ものでした。ガイドの方が、これまで経験したことのない角度での自然の観察の仕方を教えてくれました。
まず象徴的なのは、中学校以来かな、「ルーペ」を持たされて、色んな植物を観察してごらんなさいと!ルーペを通してよく見たら、葉っぱの裏に胞子がついている落ち葉があったり、植物なのに、ワニの肌みたいな模様をしてたり、、、!

岩の上からなぜ木が生えているのか?を考えてみたり・・・

落ち葉から木の特性を考察してみたり・・・

コケの瑞々しさをジーッと観察してみたり・・・

自分一人では決して行わなかったであろう行為が繰り返されていく1時間。。。フレッシュなインプット、新しい体験の連続で頭がぶわぁああああっとなりました。。。ちょっとこれ以上文字では伝えられないので、みなさんも実際に是非ガイドを受けてみてほしいです!!

ガイドを終えて興奮冷めやらぬ状態で、売店に行った私は、売っていたルーペを思わず買いそうになるほどでした。(笑) 結局ルーペは買わず、先述した、書籍「奥入瀬自然誌博物館」を買いました。

ちょっと長いのでこのあたりにしましょう。(笑)
改めて、奥入瀬渓流のネイチャーガイド、激オススメです。身内ひいきを抜いてもオススメしたいです。特に自然が好きな方!

ネイチャーツアーを行うFORESTONのガイドはこちらから!https://foreston.jp/

奥入瀬渓流のガイドの話はラジオでもしてますので、ぜひこちらも合わせてお聞きください!
運営メンバーも募集中だそうです、よかった検討してみてください!

ではまた次回のブログでお会いしましょう!

伊藤篤司

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